相国寺で咲く梅と椿・2024年

2月下旬に京都市上京区の本満寺に参拝した後、西に約5分歩き、相国寺を訪れました。

相国寺は、室町幕府3代将軍の足利義満が創建した臨済宗のお寺です。

京都五山の第2位に列せられる相国寺は、何やら格式が高そうで一般の参拝はできないように思ってしまいますが、そんなことはなく、誰でも境内に入れるようになっています。

終わりかけの白梅と見ごろの椿

相国寺には、地下鉄の今出川駅から東に約5分歩くと到着します。

駅からだと、西門か南の総門から境内に入る方が近いのですが、今回は、本満寺から相国寺に向かったので、東門から境内に入ることに。

東門

東門

空はどんよりと曇っていて、境内が薄暗く感じます。

参道を西に向かって歩いていくと、立派な鐘楼が見えてきました。

鐘楼

鐘楼

東西と南北の参道が交差する辺りには、白梅が植えられていますよ。

参道わきの白梅

参道わきの白梅

しかし、白梅は、見ごろの終盤に入っており、花数が少なくなっていました。

曇り空だったこともあり、華やかに見えないですね。

白梅

白梅

今年の京都は、梅の開花が早かったので、1週間早く訪れるべきでした。

でも、白梅の隣に植えられている椿は、たくさんの花を咲かせていましたよ。

椿

椿

背が高い椿で、見上げるように花を観賞しなければなりません。

椿は、まだつぼみも多く見られたので、これからもっと華やかになりそうですね。

椿のアップ

椿のアップ

椿の近くでは、ナンテンも赤い実をたくさん付けていました。

ナンテン

ナンテン

境内の中央に建つ法堂(はっとう)にお参りをしましょう。

法堂

法堂

法堂は、創建当時は、雷音堂と呼ばれていましたが、現在は、無畏堂(むいどう)と呼ばれています。

応仁の乱(1467年)で焼失した後、慶長10年(1605年)に豊臣秀頼によって再建されました。

天明の大火(1788年)で、仏殿が焼失した後は、本尊の釈迦如来像を安置しています。

また、天井には、狩野光信作の蟠龍図が描かれています。

相国寺では、2024年3月23日から6月2日まで、春の特別公開が行われる予定で、その時に法堂内部を拝観できますよ。

拝観料は800円です。

境内の南西角にある塔頭(たっちゅう)の普廣院では、紅梅が満開になっていました。

紅梅

紅梅

後ろの建物は、同志社大学の学舎です。

普廣院は、一般の立ち入りができないので、遠目で紅梅を眺めるだけでしたが、見事な咲きっぷりに見とれてしまいました。

相国寺境内の南側にある池は、水が冷たそうですね。

池

夏になれば、たくさんのハスが咲きますが、まだ春が遠く感じられるような冬の状態が続いていましたよ。

この後は、京都御苑に梅を見に行きます。

なお、相国寺の詳細については以下のページを参考にしてみてください。

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